“相性の良い社員”とは?

こんにちは。
チーム ヒューマンレンジャー、公認会計士・webコンサルタントの三上です。
今回は読者の方からご質問いただいた内容にお答えするシリーズです。
(ご質問はコチラからどうぞ)
⇒ https://goo.gl/forms/TJjO1e35qMsQngVh1
さて、今回いただいた質問がコチラです。
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【質問】
採用情報ページの工夫で、“相性の良い社員”を集める、と書かれていましたが、“相性の良い社員”ってどういう意味ですか?
業界では当たり前の表現なのかもしれませんが、いまいちピンときませんでした。
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まずは、率直なご質問いただきましてどうもありがとうございます。
この質問をいただいた時に、正直ドキッとしました。
それは、このあたりの表現は結構悩んだからです。感覚的な部分になるので、伝わるかなぁと。
なので、今回はこの点を少し突っ込んで書いてみたいと思います。
まず、端的に回答のポイントをまとめておきます。それは、
■“相性の良い社員”とは、「給料額」以外の面で、その会社に魅力を感じている社員である
ということです。
たとえば、
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「給与額が高いからこの会社に応募してみよう」
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という採用応募者がいたとします。
この応募者とあなたの会社は相性が良いと思いますか?
おそらく99%の会社においては相性が悪い社員だと思われます。
なぜなら、モチベーションが「給与額が高い」という部分なので、入社後のボーナスの額や他社動向によっては、すぐに辞めてしまう可能性が高いからです。
一方、
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「会社の地域に密着し地域に貢献するビジネスを日々目の当たりにし、自分もその一部になりたいと思うようになった」
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という応募者がいたとします。
この応募者とあなたの会社は相性が良いと思いますか?
おそらく相性が良い社員である可能性が高いです。
少なくとも、他社の給与額動向によってその人のモチベーションが左右される可能性はとても低いといえます。
また、その会社のビジネスそのものに魅力を感じているので、会社のビジネスの発展にストレートに貢献してくれる可能性も高いです。
このように、「給与額」以外の部分に魅力を感じている社員を集める、というのは採用にあたってはとても重要なポイントになります。
「給与額」以外の魅力とは、今回説明したような
・ビジネスそのものの魅力
であったり、
・経営者の理念
であったり、
・働く環境
であったりと多くあります。
どこをアピールすればよいかは、“どんな人を集めたいか”によって変わってきます。
したがって、アピールポイントを決める前提として“どんな人を集めたいか”を決めておくこともとても大切ということになるのです。
本日はこの辺で。